CM:サントリー缶ビール
ジャズバーのステージ。
甘く切ない歌声が、聴く人の涙を誘う。
歌ってるの誰? 何のCMだろう?
あ、缶ビールなんだ。
最後の声は所ジョージかな。
さすがだな。サントリー宣伝部。
僕もいつか、こういうCMを作る人になりたいな。
(1983年 19歳。 予備校生。)
※著作権確認がとれないため、Yoitube動画リンクを削除しました。https://youtu.be/jYT_YrQn9js
曲:SWEET MEMORIES
缶ビールにしては異色のアニメーションCM。後日、テロップが追加された。
唄/松田聖子
やっぱり、そうだよな。
B面のCM曲が話題を呼び、2カ月後に両A面として再リリース。
2年後、映画になった。
映画:「ペンギンズ・メモリー 幸福物語」
「CMを伸ばして作った映画でしょ?缶ビール出て来そう。」
普通の会社なら期待できない流れだけど、そこはサントリー。
一流のCMクリエイター達が創る映画。どんな作品になるんだろう。
楽しみだな。
作画からほのぼのとしたストーリー展開を予想したけど、意外なほどシリアス。
子供向けじゃない。
詩的なセリフ廻し。絶妙な間。余韻。
コピーライターのセンスが随所に光っている。
地獄を見た者にしかわからない、誰にも話せない心の痛み。
当時の社会問題への描写は鋭く、深い。
いつの間にか、表情が少ないはずのペンギンに深く感情移入させられている。
涙を我慢してるところにあの歌声を浴びせられて、泣かされる。
このCMを懐かしいと思うあなたにお勧めしたい、ラブストーリーです。
1985年。
「風の谷のナウシカ」と「天空の城ラピュタ」の間に公開されたこのアニメーション映画は、
テレビで放送されたことはないようです。VHSとレーザーディスクは廃盤。
でも、Youtubeで全編視聴できました。
101分。お勧めです。
※著作権確認がとれないため、Yoitube動画リンクを削除しました。
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