noteで出逢った人に、前世を視てもらった。
共通点が多すぎる人だった。
偶然で片付けるには、あまりにも。
初対面なのに、何でも知ってる。
違和感なんか一つもない。自然に涙が出てくる。
そんな一時間だった。
「初めまして。たねです。よろしくお願いします。」
『初めまして。こちらこそ。wingcatです。』
noteの記事からエネルギーを読めるらしい。
本名と生年月日は、メールでお伝えしてある。
「ご本名から、スピリチュアリティなエネルギーを感じます。
非科学的なこととか、普通に受け入れられる方じゃないですか?
神社とかお寺とか。どっちかっていうと神社の方ですよね。よく行かれますか?」
早速きた。
ディスプレイに映る僕は、白い壁に白いセーターだ。
読み取れる情報はない。noteにも神社の記事を書いたことはない。
『よく行きますね(笑)。近くに神社があるので、朝の散歩でも行きます。
お寺は、仏像の前で長いこと座ってたりします。』
Webカメラを回して部屋を見てもらった。
米、水、塩が供えられた神棚。両親の位牌の前に、今朝淹れたお茶と線香。
弘法大師御影、大日如来御影、全国の神社のお守り・・・。
「ああやっぱり、そういう人ですよね。」
何が視えてるんだろう。
「どうして過去世リーディングに申し込まれたんですか?」
『noteの「前世を視てもらいました!」って記事を読んで、受けてみようと思いました。
でも、こういうのやってる人って、怪しい人多いじゃないですか。
たねさんの記事をいくつか読ませていただいて、この人なら大丈夫だと思ったので応募させていただきました。』
「怪しい人多いですよね(笑)。信用いただいてありがとうございます。」
受け入れてくれた。正直に話してよかった。
記事からエネルギーを読むなんて力は僕にはないけど、人柄の良さ、価値観とかは感じられる。
安心して申し込めた。
『こちらこそ。疑ってすみません。応募したもう一つの理由は、共通点が多いなと思ったからです。
直営店の店長を10年。今年、還暦前に早期退職。noteを始める。全部一緒なんです。』
「あら、そうなんですね。
店長の仕事って、お店のエネルギーを整えることだと思うんです。波動を作るのは人ですから。
スタッフの波動が整えばモチベーションが上がるし、エネルギーが整う。
店内の空気が良くなって、お客様が居心地の良い空間になります。
スタッフの波動を整えるのに何がいいかと思って、試しに、
ミーティングの余興的にカードを使ってみたら、思ったより好評だったんです。
エネルギーの調整がうまくできたので、続けてました。」
まさに、その通りだ。
「wingcatさんの過去世、とんでもない数です。
シュメール以前。アトランティスとかレムリアとか、そんな頃からですよ。あ、両方にいますね。」
シュメール文明。聞いたことある。
確か紀元前。メソポタミアあたりの文明だったような。
アトランティスって、1万2千年前に海底に沈んだ伝説の大陸だよな。
レムリアって何だっけ。アトランティスより前? ムー大陸の一部かな。
あっさり、万年以上前の話をされてる。
江戸時代くらいの話かと予想してたけど、そんなに前からなら確かに、凄い数になるんだろうな。
「一番に知りたいこと、ありますか?」
真っ先に浮かんだのは〇のことだ。
でもこれ、話題にしたくない。
声に出すのも気持ち悪い。嫌だな。
ええい、言ってしまえ。
『自分でも異常かなと思うほど、苦手な生き物がいます。
苦手な人が多い動物ではあると思うんですけど、僕の場合は病的なほどです。
なんでそんなに嫌いなんだろうと思います。こんなんでいいんでしょうか。』
なんか、視てる。
「とんでもない理由ですけど、言いますね。」
嫌だ! 聞きたくない! 心の叫びが聞こえる。
『ちょっ、ちょっと待ってくださいね。』
この流れで「聞きませんっ!」ておかしいでしょ。頑張れ俺。覚悟するんだ。
『怖いけど、聞きます。お願いします。』
「スターウォーズみたいな映像が見えます。宇宙です。
wingcatさんは戦士ですね。戦っています。
でも、戦いに負けてしまって、囚われの身になってしまいます。
収容所みたいなところに閉じ込められて、ムゴイ仕打ちを受けています。」
これ、地球じゃないです。
捕えているのが爬虫類系の宇宙人。レプティリアンです。
捕虜とかならまだいいんですけど、人間扱いされてない酷い仕打ちです。
それが何千年も続いて、最後は酷い殺され方で亡くなってます。
そんな酷いことされていながら、ご自分を責めて死んでいかれてます。
もう何千年も前のことなので、今世は怖がらなくていいんですよ。
いいんですけど、やっぱり、嫌なものは嫌ですよね。」
12,000年どころじゃない。他の星だ。地球ですらない。
確かにとんでもない理由。そんな過去世、認めたくない。
でも、あるんだ。心あたりが。
嫌だ。寒気がする。
『捕らえられてる夢を見ます。何度も。繰り返して。
白い建物に閉じこめられて、逃げ出して、捕まってまた酷い目に遭って。
外へ出られたとしてもその先、走って逃げる場所もない。
絶望的な状況なのはわかってるんです。
でも、あまりにも辛くてまた脱走しようとする。
捕まる。もっと酷い仕打ちを受ける。その繰り返しです。
一人で逃げたり、仲間と数人で逃げたりするんですけど、結局逃げられない。
酷い夢です。』
こんな話、誰にもしたことない。
できないよ。引かれるのわかってるし。
『なんか、酷い映像を見せてしまったみたいでごめんなさい。』
「いいえ、私も殺されてますから。」
『そうなんですか?』
「過去世で国家機密を記録する仕事をしてた時、機密保持のために殺されてるんですよね。
私がもっとちゃんとしてれば、って自分を責めながら殺されます。」
『僕ら悪くないのに、殺されてるのに、自分を責めて死んでるんですね。』
「そうですね。一緒ですね。
その時のトラウマで私、記事を公開するのに2~3日かかるんです。
20分で書けるのに公開できない。怖いんです。
文書が見つかると殺されちゃうっていう恐怖があるんでしょうね。」
聞きながら、思わず首が縦に動く。
内容の割に違和感がない。すんなり受け入れている。
自分でも不思議なくらいだ。
「海に満ち潮・引き潮があるように、地球にもサイクルがあります。
今、地球の波動が軽くなっていく時期なんです。
wingcatさん、退職されたのいつですか?」
『今年の6月末です。違和感が強くなって、耐えられなくなりました。』
「やっぱりそうだ。私は今年の3月です。私たち、レムリアの時代にお会いしてますね。
地球の波動が軽くなる時に活動できるように転生しましょうってお約束してこの時代に生まれてます。同じような仕事を10年やって還暦近くになって今年会社を辞めて。今、お会いしてますね。」
『お久しぶりです(笑)』
「ほんと、お久しぶりです(笑)」
おかしな会話。自分でもそう思う。
でも、本当にそんな気がするんだからしょうがない。
「wingcatさん、人生をパズルのように捉えてる人じゃないですか?
ピースが気持ちよくハマればやる。ハマらなければやらない。」
『その通りです。』
「地球の波動の変化に合わせるように今、wingcatさんの心がデトックスしたがってます。
重いもの、ネガティブなものを捨てて、軽くなりたがってますね。
捨てましょう。軽くなっていいんです。
何千年も閉じ込められていた恐怖から解放されたくて、何千回も転生されています。
親の愛情をすごく求めてる。
守って欲しい、愛して欲しいって。心の暖かさ、優しさを求めてますね。
もう、ずっとです。
これは、砂漠? エジプトかな。中東かしら。
やっぱり、お母さんに守られたいって泣いてます。
浄化しなければ、ずっと続いちゃいますね。
物質的なものが儚いことは、もう知ってる人です。
とんでもない数、転生されてますからね。
だから、高級品とかに興味はない。そんなに贅沢したいとも思わない。
自分の使命を果たしたい。果たせればいい。
私も同じです。やっぱり、似てますね。」
いちいち、その通りだ。
もう、違和感がないとかのレベルじゃない。
自分を守る鎧を脱がされて、裸にされていくようだ。
怖いものから逃げて誰かに守られたい。愛されたい。
暖かさに包まれて優しくしてもらって、安心したいんだ。
そんな想いで生まれ変わり続けてるのか。俺は。
涙が込み上げて来る。こぼれ出ない様に耐える。
目を閉じて上を向いて、両手で顔を覆って。
そんなことがわかるって、凄いな。
どうやって視てるんだろう。
リーディングに使ったカードを見せてもらった。
オラクルカード。PROTECTION (防御)
女の人が輪になっている。顔の前で腕をクロスしている。
悪い物から身を守っているような。
場所は、砂漠か。青いのは水?オアシスかな。
7人で宙に浮いているように見える。
空に黒い月。新月かな。
綺麗な絵だな。と思うけど、
このカードからそんなことが視えるなんて、どういう能力なんだ。
練習してできるようになるとは思えない。
やっぱり、凄い人だ。
リーディングは続く。
「タロットカードで、wingcatさんへのメッセージを視てみますね。」
「どうですか?」
『最悪ですね。
男が逆さまに吊るされて、足に◯が絡みついている。
僕にとっては、あまりにも酷すぎる。最悪の状況です。』
「でもね、この人の表情みてください。どんな顔してますか?」
『遠くを見てますね。距離的じゃなくて、時間的に。未来ですか?見てるの。
恐れてないですね。足に絡む◯も気にしてない表情に見えます。』
「ですよね。お顔の後ろにオーラも見えます。
自己犠牲のカードなんです。
辛いことがあっても、酷いことをされても、自分を責めてしまう。
もっと自分が上手くやれてたら避けられてたんじゃないかって、考えてしまう人ですね。
もう、手放していいんです。
嫌なものはイヤ。嫌いなものはキライって言っていいんです。
嫌な場所から離れていいんですよ。
遠い過去の辛い体験は遠い過去のこと。未来をしっかり見つめて生きなさい。
っていうメッセージですね。
とんでもない数の転生の大元はやっぱり恐れ。恐怖です。
自由を奪われる。閉じ込められる。他の星で何千年も酷い仕打ちを受けた恐怖。
そこから逃げたくて、転生されてます。
今世もです。何かにすがりたい。守ってもらいたい。
もう他者に依存する考え方をやめて、生まれ持ったスピリチュアルな能力を他人のために使いなさい。
かなり強いメッセージです。
今までも、あったんじゃないでしょうか。気づきませんでしたか?」
メッセージ?
一番に思い出したことを、話してみた。
『2年前にパラグライダーで墜落しました。骨盤と腰椎の多重骨折。歯も折れました。
ドクターヘリで大学病院。集中治療室。3回の手術。2カ月の入院です。
病院のベッドで、考えました。
もう飛べない。走れない。一生、車椅子かもしれない。
この怪我の意味。生き残った意味。
これから、どう生きて行けばいいのか。
動けないので、瞑想して本を読みました。精神世界的な本です。
看護師さんに「難しそうな本ですね。」って言われて、
「身体を使うことはやりつくしたので、精神的な方へ行こうと思って。」
って答えてました。』
「宣言されてるじゃないですか。」
『本当だ。宣言してますね(笑)
そういえば、他にもメッセージかな?と思う不思議な経験はあります。
その度に幸運とか、偶然で片づけてきました。
素直に受け取っていいんでしょうか。』
「受け取って下さい。
何回送っても受け取らないから、今私が、普段使ってる言葉に翻訳させられています(笑)。』
骨盤骨折がメッセージならもう、しっかり受け取った方が良さそうだ。次が怖い(笑)。
でも僕は、見えないものが視えたりはしない。そんな能力はない。
生まれ持ったスピリチュアルな力を他人のために使うって、どうすればいいんだろう。
ふと、前世のことが気になった。せっかくだから、聞いてみよう。
『僕の前世って視えますか?
前々世でもその前でもいいんですけど、比較的最近の過去世。
何をしてたのか、知りたくなりました。』
「どうでしょう。私、そういう視方したことないので。どうかな。やってみますね。」
3枚のオラクルカードを見せてもらった。
また違う種類のオラクルカードだ。
3枚目を引いた時、比較的近い過去性の映像が視えたらしい。
「ああ、やっぱり、スピリチュアルですね。
3枚ともこんなカードが出るって珍しいんです。
すごく痩せた、男の人です。何か回しています。神社とかお寺とかで働かれいます。
場所はアジア。日本ですね。」
日本の社寺で回してるなら多分、摩尼車だろう。
お経が刻まれた円柱や車輪。
回せばお経を読んだと同じご利益が得られる。
そうか。前世はお寺にいたんだ。
たまに、仏さまに会いたくなる。仏像の前に座ると心が鎮まる。
『ありがとうございます。でも僕、視えないですよ。』
「雑念が多すぎるんだと思います。これは、訓練して止めるしかありませんね。
wingcatさん、キリスト教の修道女だった過去世もありますが、
今世は身体が男性だから、左脳で理論的に考えがち。思考過多になりやすいんです。
右脳で感じないとわからないことを、左脳で考えてもわからない。
ドアを閉めちゃってるから視えない。そんな感じです。」
カードリーディングって女の人がやるイメージ強いよな。確かに。
男の僕が右脳で感じるって、訓練すればできるようになるんだろうか。
他人の前世が視えるようになるとは思えないけど、悩んでいる人の相談に乗ったり、
アドバイスしたりできるようになるのかな。
少し、興味が出て来た。
今、怪我されて、肉体の動きを制限されているのも理由があります。
身体の動きを制限しないと、スピリチュアルな活動ができないからですね。
今までの経験が何のために必要だったのか、それを伝える役割をさせれらてるのが、私ですね(笑)」
『すみません。変な役割してもらっちゃって(笑)』
「いいえ、面白い。楽しいです。
wingcatさんをサポートしてくれるものを、視てみますね。」
「ホワイト。白ですね。
白い食べ物。牛乳・お豆腐・お米もそう。まさに、スピリチュアルですね。
白を身に着けるのもいいです。肌から心を明るく照らしてくれます。」
『僕ここ半年、白い服ばかり欲しくなって買ってるんです。クローゼットをお見せしたいくらいです。』
「パワーストーンは、
グリーンフローライトですね。
心の調和を保って、浄化や心の成長を助けてくれます。
◇
ずっと考えてきた。この世界のしくみ。
人は死んだらどうなるのか。生まれ変わりってあるのか。ないのか。
地球の地軸。歳差運動の周期は2万4千年。
今、地球の波動が軽くなっている。
1万2千年前の約束を叶えるために生まれて来た。
不思議に、計算が合う。
母への想い。
2年前の怪我・後遺症。今年の退社。
noteの出会い。
そうか、全部、繋がる。
「カードリーディングは、誰でもできます。
さかあがりと同じ。最初はできる気がしなくても、そのうちできる。
心を無にして、引いてみて下さい。」
ありがとうございます。メッセージ、受け取りました。
僕にできるかどうかわからないけど、
自分にもスピリチュアルな力がある。他人のためにできることがある。やってみます。
出会いに感謝です。
今日は本当に、ありがとうございました。
(2022年 58歳)
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